【怪談】猫又UMAのバリバリ怖い体験談

ワタクシ猫又UMAが、今迄の人生で体験した、数々の不思議、怪奇、恐怖体験談を書き遺して逝くブログです。

【バリ怖3】金縛り...悪霊との対決!

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  ☆目次☆

【まえがき】

前回、前々回を御覧に為った方は、御気付きかも知れませんが、僕が心霊現象を怖がって無い様に、感じるて要るかも知れませんが...それは...否!です。

前々回の【あとがき】で書いているのですが、僕自身に霊感は有りません(多分?)ただ...感覚が異常に鋭く...色んな物の殺気や気配...念波...等の波動を感じとる事が出来る能力が有るだけで......例えば、霊感のある人が...あそこに霊が居る...と云われても、僕には視る事が出来ないだろう......その霊が僕に対して干渉して来ない限りはその存在を認識出来ないのです。

逆に、霊や化け物...或いは人や生物が僕に対して、強い悪意や不の波動を発すれば、その力の度合いに寄りますが、様々な形で、そのサインを感じとる事で未然に危険を察知して回避しているから...ただ視えだけの怪異など怖がる必要が無いんです (馴れればですが...) 何か聞こえたら無視すれば良いし...悪寒がするなら立ち去れば良いだけの事ですから......皆さんも安易に怖がる必要は有りません......過度に怖がったりすると、人間と一緒で...「こいつ怖がっとる=俺の方が強いんじゃね!」等と、調子に乗って余計に絡んでくる奴が居ますので、気を付けて下さい。

等と偉そうに言ってますが...僕も、ある体験をする迄は、ビビりで超怖がりだったのです・・・・・・ 

【金縛り...悪霊との対決!】

連日の早出と残業が続く最中の就寝時に体験した出来事です......。

その日も早出と残業で、くたくたに疲れていたので...風呂を済ませると、直ぐに床に就いたのだが...中々眠れず少しイラついていた。

『明日の早出を乗り越えれば...休みが待っている...平常心で眠るんだ...』等と考えていると余計に眠れなくなるのは、分かっていたので、『もうっ!眠るぞっ!』と軽く叫んで睡魔が来るのを静かに待った。

次第に薄っすらと睡眠の兆候が現れ出した...『あぁ~もぅ寝るな...これは...きも...ち..いぃ...蝉の...声が...心地...いぃ...?...!』蝉の鳴き声!(今は2月)

『ヤバい!』そう思った時、僕の頭は完全に覚醒した......だが...身体は動かせない! 金縛りだ!...しかも...疲れから来る普通の奴じゃない!

「僕が何かの危険を感じる時のサインのひとつに...あり得ない季節に蝉の鳴き声が聴こえて来る事がある!」

ヤバい!...怖い!...来るな!...恐い!

動け!...動け!...動け!...動いてよぉ!

そう!思った瞬間...部屋中の空気に重くて...禍々しくて...とても嫌な圧が加わるのを感じた。

少しずつ指先に力を入れて、何とか...金縛りを解こうとしていたのだが...怖くて集中出来ない...今の内に気絶してくれと...何度も思ったが...気絶出来ない......

おいっおぉいっ!...普通...こうゆ~時は!...気絶するのが...セオリーだろ!

等と思っている此の時点では...心の何処かに...まだ...余裕があったのだろう......だが!そんな余裕も直ぐに無くなった。

先程から金縛りを解こうと力を入れ続けていた指が...ピクッ...と、動いた...その瞬間!鳩尾(みぞおち)に激しい痛みが走った...更に奥襟を掴まれる感覚がすると、身体から何かを引きずり出される感じがした...それは...僕の幽体だった。

身体から幽体を引きずり出されると、奴の姿...声を...認識できる様になった....奴の姿を見た瞬間!...うああぁっ...と、おもわず悲鳴をあげた......『気絶したい!』

其所に居る奴の姿は...体長...約七尺...どす黒い着物に血の色を想像させる赤い羽織...そして、丸くてデカイ赤い鼻...ピエロの様なアフロの髪...いや!違う...アフロの様に見える髪は...黒い炎が揺らめく邪悪なオーラの様な何か?......『あぁ気絶したい!』

そして奴が僕の幽体を本体から完全に引き千切ると、壁の方に投げつけ...笑いながら本体の僕の鳩尾にパンチを繰り出している (衝撃と痛みは幽体の僕にも伝わって来る) 『痛い!気絶したい!』

フィニッシュブローを僕に叩きつけると奴が語り出した...(今の攻撃でも気絶できない)...『お前の能力はこんなものか!』

言っている意味が分からない...僕に能力何て何も無い!『早く!気絶したい!』

「僕に能力何てないですっ!人違いです!隣の人が霊感があります...そっちに行って下さいっ!」

僕は...隣人を売る事にした......

(勘違いしないで欲しい...隣人は本当に霊感があって以前に悪霊を退治してくれた)

『バカめ!この辺の土地は全部、俺の物になる!お前達がアイツを消してくれたからなぁ~フヘッフヘヘヘェ!』

なんとなく理解出来て来た...恐らくコイツは...以前に隣の人と上の階の人とで悪霊を退治した事で...空いた縄張りを自分の物にしようと...現れたのだろう......この辺の土地は霊達が集まり易い霊場だと隣人が言っていた言を思い出した。

『先ずはお前をとり込み...能力を封じてから奴等を...なぶり殺してやる!』

「何で...僕が!最初なんですかっ!」

お前が・・・一番! 厄介だからだよっ!

そう...奴が叫ぶと!僕の本体の頭を鷲掴みにして...身体を折り畳みだした!

痛いっ!苦しい...息が...出来ない...霊体の僕にも...伝わって...く...る...あぁ...死ぬ...かも...しれない...このまま...意識を失って...何事もなく...朝を...迎えたい......

『フハハハァ無駄だぞ...気絶はできないぞ! 霊体を身体に戻さない限りな!』

明日...朝...いや今日の朝は早起きなのに...何かっ...苦しいけど...恐怖より...なんか腹立ってきたぞ!

逃れなれない絶望と、痛さと息のできない苦しさで、完全に死を覚悟しなければいけない状況で、終わりか?と思った瞬間、僕の意識の何処かで、何かが弾ける感覚がしたと同時に、僕の意思とは関係なく、心の底から叫んでいた!

「きっさまっ!こらぁ!痛かろうがぁ!大概にしちょけよっ!おらぁっ!お経唱えるぞっ!あぁ~!ぜってぇっぶっ殺すっ!ぜってぇ許さん!」

そう勝手に口から言葉を発した瞬間...悪霊は消し飛び、幽体も身体に戻っていた。

恐らくだが、極限の状態に追い込まれた事により、生きている人間の生の力が言霊にのって、悪霊を粉砕したのだろうと思う...あの世の者より、この世に生きている人のパワーの方が遥かに強いと思った、出来事だった・・・・・・。

悪霊が、言っていた...僕の能力が何なのかは、未だに解らないが...低級な霊程度なら、恐れる事もなく、威圧する事で追い払える位にはなった......たぶん?

それから...僕が今、生きて居られるのは....只、運が良かっただけかも知れない...後にも先にも、あんなにしゃべった霊には、遭ったこと事がない...恐らく上位レベルの悪霊だったのかも知れない....鬼滅の刃に出てくる十二鬼月レベルだったと思う・・・・・・

【あとがき】

今回の僕の恐怖体験のお話しは如何でしたでしょうか?

本当に此の体験をする迄は幽霊が超怖くて、恥ずかしながら...中学二年の頃迄、お風呂に入る時は、妹を脱衣場で待機させて喋りながら、犬のぺルちゃんと亀のガメ吉と入浴していました(学校ではオラオラだったのに...)また、ある時は2階の自室に行く時、親父に...階段に何か居ったぞ!と言われると怖くて部屋に行けませんでした。

巷では、二十歳迄に幽霊を見た事なければ...一生涯、幽霊を見る事は無いと、云われているので、二十歳に成った時は嬉しくて...たまりませんでした(はっきり視える幽霊は幽霊じゃないと思っていた)残念ながら幽霊とは気付かず視ていた。

逆に母親は視える人だったのですが...僕が25歳の時、子宮筋腫と云う病気になり子宮を全摘出してから、完全に心霊体験をする事が無くなったのですが...(女性は子宮がある事で霊感強いと云われています...たぶん?)...母親が霊感を無くした事と関係あるかは、解らないが...其から僕が得体の知れない者共達と超頻繁に出会す事になったのです...文庫本何冊か分の体験談を語れる程に・・・・・・