【バリ怖20】星になったアイアン...(後)
【まえがき】
星になったアイアンの続き、遅くなってスミマセン🙇
僕は怪談に携わる仕事をするまでは、TVやDVD等の映像に本物の幽霊等が、映り込むと...駄目だと知りませんでした。(御蔵入りになる!)
YouTubeやニコ動等も一緒で、一発でBAN!されるみたいです。
ですが!底辺YouTuberや新人YouTuberの方達の中には、このルールを知ってか?知らないでか?分かりませんが...ごくたまに、本物を動画にアップしているから...恐いです😱
この動画?何か?ヤバい!と思ったら、直ぐに通報して下さい。
霊的な物に敏感な人や耐性の無い方々は、障りを受けたり、呪われたりしますので...注意して観て下さい。
※閲覧注意!自己責任で、御覧ください!と、よく有りますが...観て...何か?あった場合は、普通に訴えて良いですが!(演出なのでスパムNG)
ガチ中のガチなモノは、メディアに出す事を禁止されてますから。
星になったアイアン...(後)
(前回までのあらすじ)
僕達、工場のアイドルアイアンが、鬼籍に入って...幾ばくかの時が過ぎた頃...工場拡大の為、隣の廃工場を買い取り、僕を含む何人かの従業員が、出ると噂の廃工場に...作業ラインを移されて、働く事になった。
そして...夜勤の従業員達が、工場内で...怪奇現象が、起こる為...ストライキを起こす事になり、破格の時給に釣られて、僕を含む数人の従業員が夜勤で働く事になったのだが...当初の予定では3日間の約束だった筈が...大した怪奇現象も起こらなかったと...会社に告げると、調子に乗った工場長に...2日間の延長を頼まれる事になったが...楽勝だと...調子に乗り、後2日間...夜勤をする事になったのだが・・・・・・。
僕達、未成年組は...工場内の電灯が消えた時に、臨時の明かりを点けるだけで、時給2000円の仕事だった...電灯が消えなかったら、工場内を...ただ、ぶらぶらするだけの楽勝な仕事だった・・・・・・
3日間の夜勤を終え、何も起こらなかった事に...調子に乗っていた...4日目も...動物の死骸があるだけで、別に何事も起こらなかった為、更に調子に乗ってしまった・・・・・・
最終日の5日目も...楽勝だと思っていた......
来週からも...この仕事で良いと思っていた......
お祓い等、必要ないと...思ってしまった......
いよいよ...夜勤最終日...何事も無く、終わってくれ🙏等と...思う輩は、恐らく1人も居なかっただろうww逆にまだまだ夜勤のままで良いと、思う者達ばかりだろうと...思っていた。
深夜2:00...1時間の...ご飯休憩の時間がやって来た...僕らは...普通に食事を摂っていたが、従業員の中には、仮眠をする者も居た。
後..4時間で、このヘブンズタイムが終わってしまう事に、少し寂しさを感じながら...煙草を吹かし、夜の工場🏭と...星🌠を眺めていると...僕らが働いている工場の中に、誰かが...入っていく姿が見えた??
まだ...20分も...休憩時間が残っているのに、「戻るの早っ!」せっかちやなぁ~と思っていると...突然?!工場内の明かりが?消えた!!!
・・・・・・ふざけんなっ!!
一緒に休憩していた、友達とハモりながら立ち上がり...吸っていた煙草を、草むらに投げ捨てると...工場の方にダッシュで走って向かった。
工場内の電灯は...水銀灯を使用している為、一度消して...時間が経つと、電源を入れてから...電灯がMAXの明かりに達する迄...かなりの時間が...かかる...その為、直ぐに点けないと...仕事が始まる迄に、間に合わない!
真っ暗な工場内に入って行ったが、休憩時間が数分減った事に...ぶちギレていた為、恐怖心は無かった。
直ぐに電源のスイッチを押すと、ゆっくりだが...工場内に明かりが戻ってきた・・・・・・
僕達は、電気を切った犯人を...探したが?何処を捜しても...犯人の姿は無かった。
それでも...仕事が始まる迄には、電灯の明かりもMAXに、戻って要るだろうと思い...後10分位休憩時間が残っているので、工場内から出ようとしていると...工場内に、数人の人影が横切る姿が見えた・・・・・・
僕だけで無く、友達らも...見たのか!...直ぐに工場内に戻って、人影を探したが?やはり誰も居なかった。
僕達は、また...イタズラされては不味いので、そのまま...仕事が始まる迄、工場内に残る事にしたのだが...休憩時間が減った事に、腹の虫が収まらなかった。
数分後には、作業員達も工場内に戻って来て、直ぐに仕事が始まった...僕らも、来るべき時に備えて...マンガ本を読みながら、所定の位置で待機する事にした。
作業ラインが、稼働し始めて1時間が過ぎた頃...遂に...その時が、やって来た!!
いきなり...工場内の電灯が消えた!!!
一瞬で、工場内が...暗闇になった!
最初は...また、誰かのイタズラかと?思ったが...前で紹介した、水銀灯の電灯は...点灯するのもゆっくりだが、消灯するのも...ゆっくり明かりが消えていくので、停電かと思ったが...作業ラインは、音と共に稼働しているので...まさか?と思うと...一気に、身体中に...嫌な汗💦が滲むと同時に悪寒が走った。
だが!・・・僕らの仕事は、この時の為に...お金を貰っているので、直ぐに!発電機のスイッチを入れ...投光器とバルーン (夜の道路工事に使っている物凄く明るい物) を点けた...怖い等とは、言ってられない...ちゃんと...しとかないと、今までの給料...全部!没収されてしまう...たぶん?
バルーンの明かりが、暗闇の工場内を明るく照らし出した時...僕は、目に異変を感じた。
ボクシングの経験がある人なら、分かりやすいと思うが...瞼をカットして、血が目に入った時の様に、視界が赤色に染まっていた。
目を擦り...何回も瞬きすると、次第に視界は...正常に戻ってきたのだが...何か?作業員の数が異様に多い......???と思って、もう一度...強めに瞼を閉じて、目を見開いて見ると・・・・・・
作業員の数が増えているのでは無く...固まって動かなくなっている作業員の周りに、真っ黒に焼け焦げた人達が!みんなを恨めしそうに...見つめていた・・・・・・!!
工場内の全ての作業員が、まるで金縛りにあっているかの如く、固まっている最中...作業ラインの機械音だけが、工場内に響いていた。
一時の静寂の続く中、電源ボックスの確認をしに行っていた...友達2人が、僕の後ろの扉から工場内に入って来て...うぅわぁ~~と、悲鳴をあげると同時に...黒焦げの人達が一斉に、こちらの方を向き...ゆっくりと滑る様に..僕の方へと向かって来た!!
その様子を見た...作業員達と友達2人は、工場の外へと逃げ出して行ったが...僕は!余りの恐怖に...その場にしゃがみこんでしまった。
僕は目を瞑りながら・・・・・・
ご免なさい...ご免なさい...許して下さい...調子に乗りました...誰か?助けて下さい~~!!
と!叫んだ途端...背中に、暖かい空気を感じると・・・・・・??
どうしたじょ~呼んだダニか~~・・・・・・
と...聞き覚えのある..懐かしい声がしたので?目を開いて見ると...そこには!僕の前に仁王立ちで立っている...アイアンの姿があった!!
僕は...アイア~ン!助けて~!アイツらを消し去ってよ~~と叫んだ!
すると・・・・・・
わかったじょ~友達...助けるダニよ~!
友達~いじめるのわぁ~お前らか~お前らか!
と!叫びながら...黒焦げの群れに突進して逝き...次々と...黒焦げの人を天に放り投げ、昇天させて行った・・・・・・
僕の目からは...自然に涙が...流れ出していたが...恐怖心から出たモノでは...無かった・・・・・・
死して尚も...僕らが困っていると...助けに来てくれる...アイアンの勇姿を見つめていると...色々な思い出がよみがえり...涙していた。
全ての黒焦げの悪霊を天に召すと...アイアンが僕の方に近づいて来て、もう...大丈夫だじょ...悪い子は退治したダニよ!少し疲れたダニよ...と言い、天に消えて行ったが・・・・・・
直ぐに地面から...現れて、こう言って...また直ぐに、消えて行った・・・・・・
煙草のポイ捨ては...駄目だじょ!
【オカルト小話】
僕は、ある有名な怪談師の方が...YouTubeやTwitterで、実体験の怪談を募集していたので...取って置きの実体験を話して、語って貰おうと話したら...ガチ中のガチの怪談は話せないと、断られました😰
それから...僕も、怪談を...話す時や書く時は、真実を少しねじ曲げて、語る様になりました。