【怪談】猫又UMAのバリバリ怖い体験談

ワタクシ猫又UMAが、今迄の人生で体験した、数々の不思議、怪奇、恐怖体験談を書き遺して逝くブログです。

【バリ怖11】○○くんの怪

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  目次↓

【まえがき】

明けましておめでとう御座います🙇

皆さんはどんな初夢を御覧になりましたか?

僕はヘビ🐍の出てくる夢を見たのですが...どんな夢だったのか?よく思い出せません😵

一富士二鷹三茄子には入ってませんが、ヘビの夢も縁起が良い筈(たぶん)なので...今年は良い年を迎えられる様に色々頑張って行こうと思います☺️東京オリンピックも有るし...年男ですし...色々と特別な年なので・・・・・・。

「みのるくん」

この話は僕が小学校に入学して、1ヶ月位経った頃に体験した出来事です。

僕は小学校に入る前に引っ越して来たもんですから...幼稚園や保育園での顔見知りの友達と云う友達が居なかったのですが...1ヶ月も経てばクラスの友達の顔や名前も覚えて、仲良しの友達も自然に数人出来ました。

その頃、特に仲が良かった子が江頭君と云う友達だったのですが...江頭君のお家は母子家庭だったので、お母さんが働いている為...小学校が運営している低学年児童専用お預かりサービスの学童保育なるモノを利用していました。

僕の家庭も共働きだったので家に帰っても誰も居なかったのですが...学童保育を利用する処か放任主義で、僕が夜遅くに帰って来ても...今日は何んして遊びよったとな?と言うだけで、怒られたり...心配したりしませんでした。

そんな家庭環境だったので...たまに江頭君のお母さんが迎えに来る迄、僕も学童保育の子供達と一緒に夕方6時頃迄、学校で遊んで帰っていました。(3才の頃から夜遊びしてました😈)

その日も学童保育の子供達とかくれんぼをして遊んでいたのですが...僕が何時も隠れる場所のツツジの木の中 (ツツジの木の根元の所は1m位の空洞が出来ている) に隠れて居ると...初めて見る顔の男の子が現れて僕に なんしょと? と話しかけてきました。

その子は みのる と名乗り、僕と同じ1年生だと言いました。(別のクラスの子だと思った)

そしてみのるくんが絶対!誰にも見つからない良い場所があるから其所に隠れようと言いだしたので...ふたりで、その場所に行く事にした。

その場所はプールの更衣室の裏にあるコンクリートで土間うちされた3畳程の空間で中央にマンホールがある場所だった。

そしてみのるくんがマンホールの中に隠れようと言ってきたが、子供の力ではマンホールの蓋を開けられないと僕が言うと...大丈夫、開くから入ろうよ...と言ってくるので 無理!絶対開かない...いいや!開くから入ろう...と云うやり取りを数分間していると、スピーカーから音と声が鳴り聴こえた・・・・・・。

学童保育の生徒達は速やかに保育所まで戻って来てください...そろそろお迎えの時間です...。

と放送されたので...戻るよ!みのるくんと言いダッシュ保育所まで戻る事にしたのだが...後ろで チッ とか くそがっ とか聞こえた気がしたが...早く戻らないと怒られそうなので、気にせず保育所まで走って戻って行った。

保育所まで戻ってみると、江頭君 やかくれんぼをしていた仲間達はみんな戻って着ていて、何処に隠れていたのか?訪ねられたのでみのるくん と秘密の場所に行っていたと応えると...みのるくんて誰ね!と言われたので...後ろを振り向きつつ、この子と言おうとしたが...何処にもみのるくんの姿はなかった。

チラホラとお迎えが来て帰って行く学童保育の子供達にバイバイ!またね!と言いながら...江頭君のお母さんが迎えに来る迄、みのるくんの事を残っている友達に話して要ると...江頭君のお母さんが迎えに来たので、僕も今日は帰る事にして歩いて家路ついて行った。

それから数日後の夜、家で夕食を食べながらテレビを観ていると、電話がかかってきた...母親が受話器を取り何やら話していたのだが...テレビに夢中だった僕に母親が呼びかけてきた......

江頭君が学童保育で行方不明になったみたいやけど...あんた!何か知らんとね? 

しら~んっ💢  ストロンガーと怪人との闘いが山場を迎えていた為、適当に返事をした。

翌日、学校に行くと...体育館で、全校集会が開かれて江頭君が行方不明になったと...何か知っている人...目撃した人は居ないかと...情報がある人は、先生に言ってきて下さいと言う話があった。

体育館から教室へと戻る途中にプールが見えた時...ある思いが頭を過った...もしかしたら!

教室に着くと直ぐに先生に、先日の出来事を話して、江頭君はプール更衣室裏にあるマンホールの中に居るかも知れないと言うと...先生に校長室に連れていかれた。

校長室に連れていかれて、暫くすると...警察官4人と用務員のおじさんが現れた。

そこでも先日の出来事を説明したのだが...用務員のおじさんが...マンホールには鍵が掛かっているし...ましてや子供の力ではマンホールの蓋を開ける事など出来ないので、其所に居るとは有り得ない!と言ったが...警察官が一応調べに行きますか?と言い...現場に行く事にした。

現場に着き...マンホールを視てみると、鍵穴や蓋を開ける為の窪みには、砂や泥が詰まっていて苔らしきモノまで生えていた・・・・・・。

それを見た監察官らしき人が...ここ数日は開けた形跡がないと言い帰ろとしたが....僕は何故か納得がいかなくて...声を挙げた・・・・・・!!

みのるくんが!僕なら...開けられるから~入ろうって!言ってたもん!

そう言うと...用務員のおじさんの顔がみるみる青くなりだし...取り敢えず開けてみますと言いだして、マンホールを開けてみた・・・・・・!!!

そこには、体操座りをして横たわっている姿の江頭君が居た・・・・・・。

何故?用務員のおじさんがマンホールを開ける気になったのか...みのるくんの名前を言うと、顔色が変わったのか...理由はわからないが...それ以降...学童保育は部外者は立ち入り禁止になり...学童保育の生徒も保育所から出る事を禁止した為...みのるくんの存在を確認していない。

「ケイくん」

僕が小学一年生の時、ケイくんと云う友達が居たのだが...ケイくんは何時も学校に来る時、お母さんに連れられて登校していた。

そして毎日、朝礼が終わり...先生が1時間目の授業の準備に教室を離れると...学校を脱走して家に逃げ帰っていた。

そんな毎日が続くので、ケイくんのお母さんから先生は...ケイくんを学校が終わるまで椅子に縛り付けて授業をしてくれ!と頼まれていたのだが...先生は幼い子供を椅子に縛る事等、可哀想で出来ず...でも、ケイくんが逃げ帰るとお母さんに、ちゃんと授業を受けさせてくれと怒られるので...困った先生はケイくん捕縛部隊なる組織を結成した。

ケイくん捕縛部隊の活動内容は学校が終わる迄の間、ケイくんが脱走しない様に見張りつつ...脱走するとケイくんが家に着く前に捕獲して学校に連れ帰ると云う仕事だった。

その捕縛部隊に選抜されたのが、学級委員長の村瀬君ゆうこちゃん...そして、ケイくんと同じ班の班長の僕だった。

ゆうこちゃんは真面目な女の子だったのだが...僕と村瀬君は、どちらかと云うとガキ大将だった為...この捕縛部隊の活動内容を利用してケイくんをわざと脱走させて...合法的に学校を脱け出すと云う遊びをたまにしていた。

ある日、ケイくんから少し目を離した隙に脱走されてしまった...(この日はわざとではない)

この日は教員研修の先生が訪れる日だった為、トラブルが起こるとマズイと思った僕達捕縛部隊は急いでケイくんの足取りを追う事にした。

ゆうこちゃんがベランダから校庭を見渡すと、ちょうど校舎から出ていくケイくんの姿を目撃した...足の早い村瀬君が校門まで先回りして、校庭の中央横にある小規模な林に誘い込み、後から来る僕とで...挟撃する作戦で捕まえる事にして...ゆうこちゃんには事件が教育実習生にバレない様に担任の先生に合図をするように頼んで、急いで作戦行動に出た。

作戦は上手く成功して...ケイくんを林の中に追い込み...大きな木を背にしたケイくんは逃げ場を失って観念すると...いきなり泣き出して、大きな声で叫びまくった。

学校~嫌だ~キライだ~!先生もママもキライだ~友達とも一緒に居るのが嫌だ~!

そうケイくんが泣き叫んだ瞬間!背にしていた木が揺れたかと思うと...木の上から人の形をした灰色と茶色の斑模様の何かが逆さまの格好でぶら下がってきて...ケイくんを掴んで、木の上へと連れ去って行った・・・・・・。

まるで...蜘蛛が獲物を捕獲する様な恐ろしくて...とてもエグい光景だった・・・・・・。

僕と村瀬君は今見た光景と魔物の姿に驚き、腰を抜かして動けないでいると...木の上からケイくんの靴やら着ていた衣服が降ってきて、ケイくんの断末魔が聞こえてきた!

泣き出した村瀬君の声で...何とか我に帰る事ができた僕は、村瀬君を引き摺りながら...その場から逃げ出そうとしていると...後ろの木の方から・・・ドスンッ!と音と地響きがして...振り返って見ると...さっきの魔物の姿があった。

( 魔物の身体の中で...何かが蠢いてた・・・ )

恐怖に怯える僕らに更なる恐怖を重ねられて...僕らの身体は完全に停止して、身動き出来ず...身体中の穴(孔)から水を垂れ流しながらも魔物の姿を擬視する事しかできないでいたのだが...遠くの方からゆうこちゃんの声が聴こえて来ると、魔物から目を逸らす事ができた。

僕は大きな声で、逃げろ~!と叫んだが...ゆうこちゃんは僕達の所までやって来て...なんしょうとっ!お漏らししながら...泣き叫んで?

そう言われたので...だって!魔物が...ケイくんが...!と言いながら...魔物の方を指差すと...そこには...真っ裸のケイくんの姿があった?

ゆうこちゃんが先生に僕達は落とし物を取りに行っていると誤魔化しいるから早くケイくん連れて帰るバイと言われたが...今!ここに居るケイくんが本物のケイくんでは無い!と信じているので...その場に立ち竦み、びびっていると...偽物の裸のケイくんが歩み出し、すれ違い坐間に...こう言葉を発した・・・・・・

なんしょうとっ!お漏らししながら...泣き叫んで?...ヒヒヒッ!

偽物のケイくんゆうこちゃんに...あんたも!なんしょうとね!真っ裸で!と言われていたのだが...今の僕達に笑うと云う感情は消え失せていたのだった。

その後...ケイくんは脱走する事なく、普通の生徒と変わらない学校生活を送る事となり...ケイくん捕縛部隊も解散して、先生は...人が変わったかの様なケイくんの姿に驚きながらも...まるで別人みた~いっ!と喜んでいたが・・・・・・。

僕は...だって別人だもん!と心の中で思う事しかできなかった・・・・・・。

数十年たった今でも...村瀬君と逢うと、この時の出来事を二人とも鮮明に覚えている為、今のケイくんは偽物だと...あの日の事はでは無いと...確信している・・・・・・。

「友貞くん」

この話は、僕が小学六年生の時に体験した...とても不思議な出来事です。

僕のクラスに友貞くん黒川君と云う名の友達が居たのだが...この二人は、仲が悪い訳ではないが...互いに対抗心を燃やしていた。

そんな訳で、休み時間になると...二人の両腕にタオルを巻いて、ボクシングをさせると云う遊びをしていた...だが!この二人はクラスの中でも1、2を争う程の弱者で、決着がつく事がなかった為、何時も判定で終わらせていた。

(※この対決は虐めではありません!二人が何時も休み時間になると、素手で殴り合っていた為の救済処置で、ボクシングをする事でなるべく怪我を少なくする為の行為です)

ある日、黒川君が...どうしても!友貞くんにだけは負けたくないと、空手を習いに行くと言い出したのだが...友貞くんは俺は!ボクシングでアイツをKOすると言い...「がんばれ元気」の単行本を愛読しながら...何故か?4階の校舎の突き当たりの壁だけにある、大きな鏡の前でシャドーボクシングをする様になった。

それから1週間が過ぎた頃...何時もの様に鏡の前でシャドーボクシングをする友貞くんに向かって、誰かが...今なら黒川君の空手キックで倒せると言い出すと...黒川君友貞くん目掛けて走り出し...飛び蹴りを喰らわせた・・・・・・!

危ない!...誰もが皆、友貞くんが大きな鏡にぶつかって、最悪...鏡が割れて大怪我すると思った...!?だが...友貞くんは鏡の中の向こう側に...ブッ飛んで行った!

今!目の前には友貞くんの姿はない...だが?鏡には...僕達と黒川君の先にブッ飛んで倒れている友貞くんの姿が映っているのが見える?

ええぇぇ!と言いながら...鏡に近づこうと思った瞬間!頭が割れそうな程の音が響いて、耳を押さえながら...その場にしゃがみ込んだ。

音が鳴り止み、目を開けてみると...友貞くんの姿はおろか...目の前の壁にあるはずの鏡すら無かった・・・・・・???

えっ!どゆこと?友貞くんは...鏡は...何処よ!

と、周りに居た友達に尋ねて見たのだが・・・。

はあぁ?なん言いようと...友貞くんて...誰ね?鏡とかね~しっ!ちゅ~かっ!いきなりしゃがみ込んで...変な事ゆーし!バリビビったちゃ!

誰も...友貞くんの存在を覚えてなかった・・・。

と云う体験だけならば...友貞くんと云う友達が確かに居たのだが、鏡の世界に入って...鏡と共に消え去ったのだが...その事を僕だけしか覚えていないと云う、怪奇体験をしてしまった......

と!何とか心を整理する事が出来るのだが...!

(この頃から怪奇現象に馴れてきていた為)

この体験談には続きがあり...不思議な経験をする事になるとは...この時は思いもしなかった。

次の日、急に転校生が来る事になり...先生に連れられて教室に入ってきた転校生の姿を見るなり...友貞くん!と...僕は叫んでしまった。

先生や友達に、何で名前を知っているのか?尋ねられたりしたが...僕には未来が見えるのであ~る!とか言って、誤魔化したのだが......。

休み時間になると...村瀬君(ケイくんの話に登場した友達)が僕の所まで来て...ねぇ...なん回目!俺は...友貞くんが転校して来たの見るの...今日で!3回目なんやけど・・・と言われた。

【あとがき】

僕が通う小学校には...学校の怪談や七不思議と云う類いの噂話はなかったし、聞いた事もなかったのだが...まさか!僕自身が体験するとは思いもしなかった...しかも!七つ丁度の体験を!

今回は三つしか紹介出来なかったのですが...残りの四つの怪奇体験談も中々インパクトのある体験をしています。

リクエストがあれば?そのうち書きたいと思います😉 (中々読者登録者が増えないもんですね)